ドイツ、ウクライナにパトリオット2基を追加供与 米国が在庫を補充へ

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防空陣地を構築する訓練を行うドイツ軍の兵士/Jens Büttner/picture alliance/Getty Images/File

防空陣地を構築する訓練を行うドイツ軍の兵士/Jens Büttner/picture alliance/Getty Images/File

(CNN) ドイツ国防省は1日、ウクライナに対して数日以内にパトリオット防空システム2基を追加供与し、数カ月以内にもう数基を供与すると明らかにした。米国防総省はこれに先立ち、ドイツの在庫を早急に補充することに同意していた。

ドイツ国防省の声明では、米国から提供された新たなパトリオットの費用をドイツ側が負担する方針も明らかにした。

ドイツのピストリウス国防相は声明で、「我々が引き続き北大西洋条約機構(NATO)の義務を果たせるよう、米国のメーカーが可能な限り早急に新たなパトリオットシステムを納入することが前提条件だった」と説明。「この点について米国側から確約が得られた」と明らかにした。

ドイツはロシアによる2022年の侵攻以降、ウクライナにパトリオット3基を供与しているが、米国から在庫補充を受けられることが確実になるまでは追加供与に消極的だった。

しかしトランプ米大統領が公表した新計画の下、欧州諸国はウクライナに兵器を供与しつつ、米国製の新兵器を購入して在庫補充を図ることに同意した。この計画では、対ウクライナ支援での欧州の負担がさらに膨らむことになる。トランプ氏が昨年大統領選で勝利したことを受け、欧州の当局者はすぐさま、ウクライナ支援の削減を公言する指導者の存在を前提に、ウクライナへの米国製兵器の供給を継続する方途を協議してきた。

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