被告に死刑判決、初めての謝罪も ボストン爆破テロ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
30の罪状で有罪となったツァルナエフ被告。うち6件について死刑に相当と判断された

30の罪状で有罪となったツァルナエフ被告。うち6件について死刑に相当と判断された

ボストン(CNN) 2013年4月に起きたボストン・マラソン爆破テロ事件で、マサチューセッツ地区連邦地裁のジョージ・オトゥール裁判官は24日、評決に従って正式にジョハル・ツァルナエフ被告(21)に死刑判決を言い渡した。同被告は事件後初めて、被害者や遺族に対する謝罪の言葉を口にした。

被告人席に立ったツァルナエフ被告は低い声で、「私が命を奪ったこと、あなた方を苦しませたこと、被害を発生させたことを申し訳なく思います。取り返しのつかないことをしました」と謝罪し、「亡くなった方や被害者とその家族にアラーの神の慈悲を。あなた方の安らぎと癒し、幸福、強さをお祈りします」と付け加えた。ただ、被害者や遺族と直接視線を合わせることはなく、しきりに下を向いていた。

オトゥール裁判官は判決の中でツァルナエフ被告に対し、「あなたが犯した罪はあなたの名と共に記憶されるだろう。あなたは罪のない人たちを殺害し、傷つけた」と言い渡した。

ツァルナエフ被告は2013年4月15日、兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(死亡)と共謀してボストン・マラソンのゴール付近に爆弾を仕掛けたとして、30の罪状について有罪を言い渡されていた。評決ではこのうち6件の罪状について、死刑に相当すると判断した。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]