アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏と近く結婚、ローレン・サンチェスってどんな人?
(CNN) 米アマゾン創業者の億万長者ジェフ・ベゾス氏(61)がローレン・サンチェス氏(55)と近く結婚する。パイロットであり、エミー賞受賞ジャーナリストでもあるサンチェス氏とはどのような人物なのか。そして、サンチェス氏はどのようにして地元ニュースメディアから宇宙の端へと足を踏み入れるにいたったのだろうか。
1969年にニューメキシコ州で生まれ、カリフォルニア州で育ったサンチェス氏は、エルカミーノ・カレッジを経て南カリフォルニア大学で学んだ。
アリゾナ州フェニックスのKTVKテレビでキャリアをスタートさせ、「グッドデイLA」の共同司会者や、ダンスオーディション番組「アメリカン・ダンスアイドル」の初代司会者を務めたこともある。
飛行教官だった父親の影響を受け、40歳でヘリコプターの操縦士免許を取得。2016年には、女性が経営する初めての空撮映画制作会社、ブラック・オプス・アビエーションを設立した。ハリウッド・リポーター誌によると、同社はクリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」のコンサルティングを請け負ったという。
ベゾス・アース・ファンドの副会長も務めており、同ファンドのウェブサイトによると、「気候変動対策や自然保護、幼児教育、プログラミング、住宅支援」に尽力している。
ベゾス氏の宇宙開発企業ブルーオリジンは今年、NS―31ロケットを打ち上げ、サンチェス氏をはじめとする女性6人が10分間の宇宙の旅に出かけた。
ブルーオリジンによると、サンチェス氏が「このミッションをまとめ上げ」、ジャーナリストのゲイル・キングさんや歌手のケイティ・ペリーさんなどの同乗者を自ら選んだ。高級ファッションブランド「モンセ」と協力し、このミッションのための新しい宇宙服のデザインも手がけたという。
サンチェス氏は24年に英語とスペイン語で出版された児童書「The Fly Who Flew to Space」の著者でもある。フリンという名前のハエが宇宙へ旅立ち、新たな決意を持って地球へ帰還するという物語だ。
サンチェス氏には3人の子どもがいる。元NFL選手のトニー・ゴンザレスさんとの間に生まれた息子ひとりと、元夫でエンターテインメント企業の幹部パトリック・ホワイトセル氏との間に生まれた息子と娘のふたりだ。
サンチェス氏とベゾス氏は、ベゾス氏が25年間連れ添った妻との離婚を発表した後、19年に交際を公表。23年5月に婚約した。