サッカー場の暴動で11人に死刑判決 エジプト

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スタジアムでの暴力に死刑判決

カイロ(CNN) エジプトの裁判所は10日までに、70人以上の死者を出した2012年のサッカー場の暴動事件で、暴動に関与したとされる男11人に死刑判決を言い渡した。国営テレビが伝えた。

この事件では12年2月1日、北東部のポートサイドで開かれたサッカーの試合で観客が暴動を起こし、子どもを含む70人以上が死亡した。

試合は地元のアルマスリがカイロのアルアハリを破ったが、試合終了後、アルマスリのファンがグラウンドになだれ込み、アルアハリのファンと乱闘になった。石を投げたり刃物を使ったりした乱闘を警察は制止できなかったとされる。

死刑を言い渡された11人はアルマスリ側の関係者だった。判決に不服があれば上訴することも可能。この事件で起訴された別の40人には禁錮刑が言い渡された。

治安当局者も責任を問われ、ポートサイドの治安責任者と海事警察署長はそれぞれ禁錮5年の判決を受けた。

エジプトはこの事件を受けてサッカーの試合から観客を締め出す措置を取り、一時は観客がほとんどいないスタジアムで試合が行われていた。その後規制が緩和され、当局は人数制限をかけた上で観戦を認めている。

それでも暴動は止まず、今年2月にはカイロのサッカー場で19人が死亡する暴動が起きた。

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