フランスのリゾート地、「半裸」で街中歩く観光客に罰金導入
(CNN) フランス西部の大西洋に面したレ・サーブル・ドロンヌ市の当局はこのほど、町中を「半裸」で歩き回る人に最高150ユーロ(約2万6千円)の罰金を科すと発表した。
モロー市長は22日にフェイスブックへの投稿で、トップレスの男性を「わいせつ行為」だと非難。「これは、半裸で町中を歩き回られることを望まない地元住民に対する敬意の問題だ」と説明した。
モロー氏は「これは、市場や商店、街路における基本的な衛生上の規則でもある」として地元警察に対し、規則の徹底を呼びかけている。
「レ・サーブル・ドロンヌで胸筋とお気に入りの水着を披露したいなら、11キロに及ぶビーチを利用できる」(モロー氏)
この措置は歓迎されているようで、多くのフェイスブックユーザーが肯定的なコメントを付けている。
コメントには「市長、ありがとう。こんなことは全く我慢できない」「店を経営している両親は時々客に服を着るよう頼んでいる」といった声がみられた。
レ・サーブル・ドロンヌは、敬意を欠いていると見なされる行為を取り締まるフランスの都市の最新事例となった。西海岸の人気リゾート地、アルカションや南部のラ・グランド・モットでも同様の措置が導入されている。
また、こうした動きはフランスだけに限らない。
スペインのマラガ市当局は2023年、路上や公共の場で裸、あるいは下着姿でいるのが見つかった場合、最高750ユーロの罰金を科すと発表した。