トランプ氏、仏のパレスチナ国家承認表明を一蹴 マクロン氏の発言に「重要性なし」

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フランスのマクロン大統領/Abdul Saboor/Reuters

フランスのマクロン大統領/Abdul Saboor/Reuters

(CNN) トランプ米大統領は25日、パレスチナ国家を承認する方針を示したフランスの決定について、現在の紛争には何の影響も及ぼさないとの見方を示し、無意味な動きだと一蹴した。

トランプ氏はCNNの取材でフランスのマクロン大統領に触れ、「変わったタイプの男だ」とコメント。「彼は問題ない。優れたチームプレーヤーだ。ここで良い知らせがある。彼が何を言おうと重要性はない、ということだ」とも述べた。

さらに「今後も何も変わらないだろう」と続け、今回の決定の影響はほとんどないとの認識を示唆した。

マクロン氏がSNSで夜遅く、9月の国連総会でパレスチナ国家を承認する方針を発表したことは、多くの人から驚きをもって受け止められた。国連安全保障理事会の西側常任理事国や主要7カ国(G7)でパレスチナの国家承認を行うのはフランスが初めて。

この決定はイスラエルの激しい反発を招き、米国のルビオ国務長官も「(パレスチナ自治区のイスラム組織)ハマスの宣伝にしかならない。和平を後退させるものだ」と批判した。

トランプ氏はフランスの決定をそれほど問題視していない様子で、むしろ無益な行為だと位置づけた。

「フランスのマクロン氏が声明を出したが、この声明には重みがない」「マクロン氏は非常にいい男で、私は好きだ。だが発言には重みがない」としている。

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