北朝鮮巡るトランプ氏の発言、ツイッターが削除しない理由

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北朝鮮に対する過激なツイートで物議を醸すトランプ米大統領

北朝鮮に対する過激なツイートで物議を醸すトランプ米大統領

サンフランシスコ(CNNMoney) 北朝鮮の外相が「宣戦布告」と解釈したトランプ米大統領の過激なツイート。一連の攻撃的な発言を巡り、米ツイッターには25日、なぜこうした投稿を削除しないのかという質問が相次いだ。

トランプ大統領は23日、ツイッターに「国連で北朝鮮外相が話すのを聞いた。小さなロケットマンの考えを反映した言葉だったとすれば、かれらはもう長くないだろう」と書き込んだ。「ロケットマン」は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を指している。

こうした発言に対してツイッターのユーザーからは、過激な投稿を削除しない理由を問う声や、トランプ大統領の投稿がツイッターの利用規約に違反しているのではないかといった質問が寄せられた。

ツイッターの利用規約では、暴力行為を行うという脅迫や、人種・宗教・性別などを理由とした他者への暴力行為、「特定の人物に向けた攻撃的な行為や嫌がらせ」とみなされる行為を行った場合、アカウントを停止することもあると定めている。

ツイッターはユーザーから寄せられた質問に答える形で、投稿の削除に当たっては、ニュースとしての価値や、一般の関心を考慮して判断すると説明。「透明性に配慮し、世界の出来事について情報を提供し続ける」としたうえで、「これは長年の社内規定であり、近いうちに公開規約にも反映させる」と表明した。

攻撃的と見なされることもあるトランプ大統領の発言を巡っては、以前から投稿の扱いに関するツイッターの対応が批判の的になっていた。

同社は全アカウントに対して同じルールを適用するとも強調したが、嫌がらせやヘイトスピーチへの対応には苦慮する状況が続いている。

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