バイデン氏の副大統領候補選び、4人が有力候補に浮上 人種巡る議論影響

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バイデン氏の副大統領候補選びが佳境に入っているという/Sean Rayford/Getty Images

バイデン氏の副大統領候補選びが佳境に入っているという/Sean Rayford/Getty Images

(CNN) 米大統領選の民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領による副大統領候補選びで、4人が有力候補に浮上していることが27日までに分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。現在の選考には人種差別をめぐる国内の議論の高まりが大きく影響しているという。

候補選びは極秘に行われており、大半の陣営関係者や献金者に加え、長年の友人にも詳細は知らされていない。ただ、選考過程に詳しい十数人はCNNの取材に対し、カマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)、バル・デミングス下院議員(フロリダ州選出)、アトランタのケイシャ・ランス・ボトムズ市長の4人が有力との見方を示している。

バイデン陣営とつながりの深い下院民主党幹部、ジム・クライバーン議員は、「人種問題が前面に出たことで、候補者選びに大きな影響を与えている」との見方を示した。

選考にかかわる関係者によると、各候補者に割り当てられた弁護士のチームは現在、身辺調査の最終段階に近づいているという。選考委員会のメンバーは既に複数の候補者と面接を行ったが、バイデン氏自身が最終候補との面接に臨むのは7月中旬から下旬になる見通し。発表は8月上旬とみられている。

ただ、選考状況は流動的で、開始時点から大きく変化してきた。情報筋は審査が佳境を迎えるなかで再び情勢が変化する可能性もあるとして、慎重な姿勢を示している。初期段階の有力候補に問題が生じた場合に備え、バイデン氏に複数の選択肢を用意することが目標となる。

スーザン・ライス元大統領補佐官(国家安全保障担当)やカレン・バス下院議員(カリフォルニア州選出)についても審査が進められているという。

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