米紙ワシントン・ポストにサイバー攻撃、記者の電子メールに不正侵入

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米紙ワシントン・ポストが一部の記者の電子メールアカウントに対する不正侵入を調査している/Andrew Harnik/Getty Images

米紙ワシントン・ポストが一部の記者の電子メールアカウントに対する不正侵入を調査している/Andrew Harnik/Getty Images

(CNN) 米紙ワシントン・ポストの複数の記者を狙って何者かが電子メールアカウントに不正侵入しようとしていたことが、CNNが入手した社内通知で明らかになった。

マット・マレー編集主幹から従業員に宛てた15日付の通知によると、特定の記者の電子メールに標的を絞ったと思われる不正侵入を同紙が発見したのは12日。これを受けて13日、全従業員のパスワードをリセットした。

「調査は継続しているが、限られた数の記者の電子メールアカウントが影響を受けたと思われ、本人に連絡を取っている」とマレー氏は説明。「それ以外のポスト紙のシステムに対する不正侵入や、顧客への影響はなかったと考えている」とした。

不正侵入の犯人は現時点で分かっておらず、同紙の広報もコメントを避けている。記者は日常的に、国家が関与するスパイや恐喝目的のサイバー犯罪集団の標的にされている。

今回の不正侵入については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に伝えた。

WSJでも、中国の関与が疑われるハッカー集団によるハッキングが2022年に発覚している。この時狙われたのは中国関連の問題を取材している記者だった。

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