米国防長官、イラン・イスラエル情勢の激化に「驚かず」
(CNN) 米国のヘグセス国防長官は14日、イスラエルがイランの核施設や軍高官に対して前例のない規模の攻撃を行い、両国間の緊張が高まっていることについて、米国は不意を突かれたわけではないと述べた。
「このやり取りの動きに特に驚いたわけではない。現在も続いているが、われわれは注意深く監視している」とヘグセス氏は語った。
同長官によると、米国は中東地域の要員と権益を守る態勢を整えている。
ヘグセス氏は「われわれの国民、基地、国益の安全を確保するために強固な態勢を整えており、そのために必要なあらゆる部隊、そのために必要な能力を監視し続けている。米国はこの地域の国民を守る態勢を整えている。われわれはこの地域に重要な資産を保有している」と述べた。
ヘグセス氏は同日、FOXニュースの番組に出演し、トランプ大統領が交渉による解決を優先しつつ、さらなる攻撃には報復が伴うと警告している姿勢に歩調を合わせた。ヘグセス氏は、緊張が高まる中でも和平への道は残されているとの認識を示した。
「大統領は引き続き平和を優先するメッセージを送っている。交渉の場で解決される解決策を望んでいる」とヘグセス氏は述べた。「イランにはいまだにその選択肢があるが、イスラエルは自衛のために必要と判断した攻撃を行い、初日の結果から判断すると、その攻撃はかなり効果的だった」
トランプ大統領は、イスラエルがイランの核施設や軍高官、研究者らに約200回の攻撃を実施した後、手遅れになる前に取引を成立させるようイランに呼びかけた。