レース中に小動物はねたハミルトン「悲しすぎる」 F1カナダGP
(CNN) 15日に開かれたF1カナダグランプリ決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンが車の損傷に見舞われた。当初、原因ははっきりしなかった。
5番グリッドからスタートしたハミルトンはレースの序盤、突然車が減速して何かが起きたことを知った。しかし自分が小動物をひいてしまったと知らされたのは、後になってからだった。
衝突したのはリスの仲間のグラウンドホッグ(ウッドチャック)だった。衝撃で車の床が損傷して1周あたり約0.5秒のタイムロスが生じ、ハミルトンは6位に終わった。
厳格な菜食主義のビーガンで、動物保護活動にも熱心なハミルトン。レース後の取材では動揺した様子を見せた。
「自分では見えなかったけれど、僕がグランドホッグをはねたと聞いて、打ちのめされている」。スカイスポーツにそう語ったハミルトンは、「動物が大好きだから、あまりに悲しい。ひどすぎる。こんなことは初めてだった」と打ち明けた。

今シーズン初勝利を果たしたジョージ・ラッセル/Clive Rose/Getty Images
サーキットはカナダのモントリオールにあり、グラウンドホッグを見かけることは珍しくない。
ハミルトンは「(グラウンドホッグをはねるまでは)かなりいい調子だった」と振り返る。しかしレース中盤にはブレーキトラブルにも見舞われていたという。
レースはメルセデスのジョージ・ラッセルが今シーズン初の勝利を果たした。