モデルナ製2価ワクチン、改良型の追加接種でオミクロン株に強い免疫反応

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モデルナがオミクロン株への対応を念頭に置いた新たなワクチンの試験結果を発表した/Sergio Flores/Getty Images

モデルナがオミクロン株への対応を念頭に置いた新たなワクチンの試験結果を発表した/Sergio Flores/Getty Images

(CNN) 米モデルナは8日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを含む追加接種により、同株への強い免疫反応が得られるとの試験結果を発表した。

追加接種の試験に使われたのは、モデルナ製の現行ワクチンとオミクロン株対応のワクチン候補を合わせた「2価」ワクチン。

現行ワクチンのみ接種した場合と比べ、オミクロン株に対してより強い抗体ができたという。副反応は現行ワクチンの追加接種とほぼ同程度だった。

現在、米国内の新規感染者はほぼ全員がオミクロン株の亜種に感染している。

モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は報道発表の中で、今秋の追加接種に向けた第1候補になるとの見方を示した。

バンセル氏は、今後この暫定データと分析結果を規制当局に提出し、夏の終わりには対オミクロン株を含む2価ワクチンを接種できるようにしたいと述べた。

米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は今月28日の会合で、秋に打つワクチンの構成を変える必要があるかどうかを検討する。

モデルナは今年4月、追加接種の候補として、従来株とベータ株に対応した同社初の2価ワクチンを紹介。オミクロンを含むすべての変異株に対し、高い抗体反応を誘導できたと発表していた。

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