トランプ氏、G7サミットを途中退席へ イラン・イスラエル衝突5日目で知っておくべきこと
トランプ氏、G7サミットを途中退席へ
(CNN) 米国のトランプ大統領が、主要7カ国首脳会議(G7サミット)開催中のカナダから米首都ワシントンへ16日中に戻る見通しとなった。イスラエルとイランの紛争が5日目に突入する中、攻撃の応酬で死傷者が増え続けている。
最新の展開は以下の通り。
イランによる直近の攻撃:イスラエルの複数の地域で17日未明、サイレンが鳴り響いた。イランが開始した第9陣の攻撃は夜明けまで続く見込みだと、同国のメディアは伝えた。イスラエル軍は防空システムが機能し、イランのミサイルを迎撃していると主張。最新の勧告として、住民らに防空施設を出ても良いと告げた。
イスラエルの攻撃:イスラエルは16日、イランのミサイル施設、戦闘機、国営テレビIRINNのスタジオを攻撃。イランはテレビ局2局に対して、本社からの退避を強く促した。
トランプ氏がG7を退席:トランプ氏はカナダでのG7サミットを途中退席し、予定より早くワシントンに戻る。ホワイトハウスによると「中東での状況が理由」。トランプ氏はまた、自身の側近に対し、イラン当局者との会談について可能な限り早期の実現を試みるよう指示した。事情に詳しい人物1人と米当局者1人が明らかにした。
トランプ氏の警告:これに先立ち16日、トランプ氏はイラン国民に対し、「すぐに首都テヘランから退避するよう」自身のSNSトゥルース・ソーシャルで警告していた。理由は言及しなかった。ホワイトハウスの当局者1人はCNNの取材に答え、投稿はイランが緊急に協議に応じる必要がある状況を反映したものだと述べた。
イランの最高指導者:イスラエルのネタニヤフ首相は16日、ABCニュースのインタビューで問われた際、イランの最高指導者ハメネイ師を標的とする考えを排除しなかった。15日の時点で、ある米当局者はCNNに対し、トランプ氏がイスラエルによるハメネイ師殺害計画に反対を表明していると述べていた。
増え続ける死傷者:イスラエルでは今回の衝突発生以降24人が死亡。イランでは224人が死亡した。