豪シドニーで洪水被害、1年半で4回目 3万人以上に避難命令

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オーストラリア東部で大雨が続き、シドニー周辺の住民に避難命令が出された/Jenny Evans/Getty Images

オーストラリア東部で大雨が続き、シドニー周辺の住民に避難命令が出された/Jenny Evans/Getty Images

同日出された避難命令は70件以上、対象者は3万人を超えた。学校は夏休みに入ったばかりだが、州当局は多くの道路が分断されているとして、住民らに移動を控えるよう呼び掛けた。

3月にも同じような場所が洪水に見舞われ、被害総額は48豪億ドル(約4500億円)に上った。

シドニー周辺は人口812万人と、国民全体の3分の1が集中する地域。今までも夏の初めに一部で洪水が起きることは珍しくなかったが、このところ数十年に一度とされる規模の被害が相次いでいる。

豪州は、太平洋で海面水温が平年より低い状態が続く「ラニーニャ現象」が起きると雨が降りやすくなり、海面水温の高い「エルニーニョ現象」では干ばつが起きやすくなる。今年はラニーニャの影響で雨が多くなったが、気象当局によると年末までに再びラニーニャが発生する確率は50%と、平年の2倍。そうなれば、さらに大雨に見舞われる恐れがある。

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