ドバイ首長夫人、英裁判所に「強制結婚」からの保護を申請

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ヨルダン王女であるドバイ首長の夫人が「強制結婚」からの保護を英裁判所に求めている/Tolga Akmen/AFP/Getty Images

ヨルダン王女であるドバイ首長の夫人が「強制結婚」からの保護を英裁判所に求めている/Tolga Akmen/AFP/Getty Images

(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド副大統領兼首相兼ドバイ首長(70)の6番目の夫人、ヨルダンのハヤ王女が、英国の強制結婚禁止法に基づく保護措置を求めてロンドンの裁判所に申請を出した。英PA通信が30日に伝えた。

夫人側が求める保護命令の具体的な内容は不明だが、通常は英国外へ連れ出されないように守る措置などが取られるという。

ハヤ夫人は数週間前にムハンマド氏のもとを去り、ロンドン入りしていた。英メディアではそれ以降、夫妻の結婚生活をめぐってさまざまな臆測が飛び交っていた。

ムハンマド氏とハヤ夫人は今月、夫妻の間に生まれた子ども2人の福祉をめぐり英高等法院で争っていることを確認。一方で離婚や金銭上の問題とは無関係だと強調していた。30日にハヤ夫人だけが初出廷した。

夫人は保護措置に加え、子どもの親権や、自身への虐待を禁止する裁判所命令を要請している。

法廷ではこの日、外国メディアの取材が禁止された。PA通信によれば、判事はメディアが報道できる範囲を制限している。ムハンマド氏側の弁護士はさらに厳しい制限を求めたが、これは却下されたという。

ハヤ夫人はアブドラ・ヨルダン国王の異母妹で、英オックスフォード大学への留学経験があり、チャールズ皇太子やカミラ夫人と親交が深い。馬術の選手として2000年シドニー五輪に出場したこともある。

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