英海軍、自国籍タンカーの護衛開始へ ホルムズ海峡

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イラン情勢緊迫化で英海軍がホルムズ海峡を航行する自国籍のタンカーの護衛を開始へ/Graphic:Henrik Pettersson, CNN  Map:Maps4news.com/HERE

イラン情勢緊迫化で英海軍がホルムズ海峡を航行する自国籍のタンカーの護衛を開始へ/Graphic:Henrik Pettersson, CNN Map:Maps4news.com/HERE

ロンドン(CNN) イラン情勢の緊迫化に伴い英国国防省は27日までに、国際航路の要衝であるホルムズ海峡で英海軍艦船による自国籍タンカーの護衛を開始すると発表した。

同省は、ホルムズ海峡とつながるペルシャ湾での商船の航行に対する脅威の高まりを受けた措置とし、英国運輸省が19日、船舶は同湾周辺海域を航行すべきではないとの勧告を踏まえた作戦とも位置付けた。

自由な航行は世界の貿易制度や世界経済の要であるとし、これを守るために出来ることは全て実施するとも強調した。

ホルムズ海峡の航行に関する必要な通知が寄せられた場合、海軍艦船が単独もしくは集団の商船の通過に随伴するとした。

ホルムズ海峡では今月19日、イランが英国籍タンカーを拿捕(だほ)。今月初旬には英領ジブラルタル沖で、イランからシリアへ原油を輸送していたとみられるイラン籍タンカーをジブラルタル自治政府と英軍部隊が差し押さえていた。シリアに対する原油輸送は欧州連合(EU)による制裁に違反との理由を示していた。

イランによる英国籍タンカーの拿捕はジブラルタル沖での措置への報復行為との見方も出ている。

英国とイランの対立が先鋭化する中でイランのロハニ大統領は24日、英国がイラン籍タンカーを解放すれば英国籍タンカーの差し押さえを解除する可能性を示唆してもいた。

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