ルビオ米国務長官、ドイツ外務省とXで応酬 「偽装された専制政治」を非難

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ルビオ米国務長官/DC. Kevin Dietsch/Getty Images

ルビオ米国務長官/DC. Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) ルビオ米国務長官は2日、ドイツ政府が極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を過激派団体に認定したことを受け、X(旧ツイッター)上で同盟国であるドイツの「偽装された専制政治」を非難した。

ルビオ氏は2日午後の投稿で、AfDへの監視強化を可能にするドイツ国内情報機関の過激派認定を強く批判。その後バンス副大統領もXへの投稿で、同様の批判を展開した。

ルビオ氏は国務省の公式Xアカウントで「ドイツはたったいま、野党を監視する新たな権限を情報機関に与えた。これは民主主義ではなく、偽装された専制政治だ」と記した。

「本当の過激派は人々の支持を集め、直近の選挙で第2党になったAfDではなく、既成勢力による国境開放の移民政策だ。AfDはこの政策に反対している」とも続けた。

暫定的に大統領補佐官(国家安全保障担当)への起用が発表されたルビオ氏は、同盟国であるドイツに対し「方針転換すべきだ」と要求した。

ドイツ外務省はこの3時間以上後、X上で直接反論した。

ドイツ外務省のアカウントは「これこそが民主主義。今回の決定は憲法と法の支配を守るための徹底的かつ独立した調査の結果だ」と投稿。「最終判断を下すのは独立した裁判所だ」と指摘した。

そのうえで「我々は歴史から、右翼過激主義を阻止する必要性を学んだ」と付け加えた。

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