米ユナイテッド航空、「技術的問題」で一時出発見合わせ 問題は解決済み
(CNN) 米ユナイテッド航空は6日夜、「技術的問題」のため米各地の空港で一時的に出発便の運航を見合わせた。同日中に問題は解決し、通常の運航再開を目指すとしている。
同航空の広報は「根本的な技術問題は解決した。遅延は続く見通しだが、通常の運航再開に努めている」とCNNに説明した。
飛行状況の追跡サイトの「FlightAware」によると、米東部時間の6日午後9時45分現在、ユナイテッド航空便の約31%が遅延し、1%が欠航になっている。
同日ナッシュビル発デンバー行きの便に搭乗予定だったアンジェラ・ジェファーズさんによると、同便は2時間の遅れが出ており、操縦士からはシステム障害という説明があったという。
操縦士の説明は「出発のための人員がそろわないためまだ出発できない。いつ出発できるかは分からない」という内容だったとジェファーズさんは話す。
ジェファーズさんによると、午後9時半ごろになって、一部の便で搭乗が始まったと乗客に連絡が入ったという。しかし全便の運航はできず、ジェファーズさんの便の搭乗も始まっていない。ユナイテッドからは宿泊費と翌日の便の運賃を負担すると告げられたという。
姉妹のジェシカさんも偶然、デンバーの空港でニューアーク行きの便を待って2時間ほど足止めされていた。ジェシカさんは午後9時ごろメールでCNNの取材に対し、「降りるか、そのまま機内に残って待つかの選択を迫られているけれど、何が起きているのか全く分からない。エアコンの効きがひどく悪く、何時間も暑さにあえいでいる」と訴えた。
米連邦航空局(FAA)によると、影響はシカゴ、デンバー、ニューアーク、ヒューストン、サンフランシスコの各空港に及んでいる。