トランプ氏、米国経済は長期的には「大丈夫」 短期的な景気後退に陥っても
(CNN) トランプ米大統領は2日、米NBCニュースのインタビューに応じ、短期的に景気後退(リセッション)に陥ったとしても、長期的には米国経済は大丈夫だとの認識を示した。
トランプ氏はインタビューで、いったんは景気後退入りの懸念を一蹴。「ウォール街には、史上最高の経済になると言っている人もいる。彼らの声を取り上げてはどうか。歴史上最も素晴らしい出来事が起きると言っている人もウォール街にはいるのだから」と指摘した。
その後、長期的な目標を達成するためなら短期的な景気後退を容認するか問われると、トランプ氏は「イエス」と返答。米国は「素晴らしい」結果を出すとの認識を示した。
「いいか、万事大丈夫だ。私が言ったように、これは移行期であり、我々は素晴らしい結果を出すと思う」としている。
今週発表された経済指標は強弱まちまちの内容だった。労働統計局が2日公表したデータによると、4月の米雇用者数は17万7000人増という予想外に強い数字で、3月の18万5000人増(下方修正後)からの減速度合いはわずかだった。一方、商務省は今週、トランプ氏の大幅な政策変更が消費者と企業を動揺させる中、米経済が2022年以来となる低調な四半期を記録したと発表した。