気候変動、トランプ氏は「信じている」 米国連大使が明言

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トランプ氏は「気候変動を信じている」

ワシントン(CNN) ヘイリー米国連大使は4日までに、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したトランプ大統領が、実は「気候変動を信じている」と明言した。CNNの番組で語った。

ヘイリー氏はインタビューで「大統領は気候が変動していること、汚染物質が原因の一部であることを信じている」と語った。

さらに「(トランプ氏は)米国が責任を負うべきだということも承知している。我々はその通りにするつもりだ」と表明。米国はパリ協定から離脱したからといって環境問題への取り組みをやめるわけではない、と強調した。

離脱の理由については、オバマ前大統領が同意した規制は負担が大きすぎたからだと説明。ヘイリー氏は、米企業の不利益になることはサウスカロライナ州知事だった時から実感していたと述べ、「努力したとしても目標達成は不可能だった」との見方を示した。米国は環境保護のやり方を世界から指図されるのでなく、「自分たちのやり方でやる」とも語った。

トランプ氏がかつて気候変動問題を「中国のでっち上げ」と批判したのは出まかせだと思うか、という質問には答えなかった。

トランプ氏は過去に何度も「気候変動問題はでっち上げ」と発言していたが、昨年11月に米紙とのインタビューで人間の活動と気候変動に「一定の関連性」があると答えてからは、この問題に言及していない。気候変動という言葉自体が同氏や政権幹部の発言に登場せず、パリ協定離脱表明の演説でも使われていなかった。

スパイサー大統領報道官は先日、気候変動への人間活動の影響についてトランプ氏はどう考えているかとの質問を受けて口ごもり、「それは本人に尋ねたことがない」と答えていた。

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