米国が科学教育改革に本腰 狙いは世界で戦える人材育成

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「生徒たちは間違いなく、この新しい指導法に対応する能力を備えている」とムーアさんは語る。

「彼らは、自分たちが参加することを分かっているし、ただ教室に来て教師の話を聞くだけではないことも分かっている」(ムーア氏)

また科学教材を扱う業者も新たなカリキュラムに合わせた製品の準備を始めている。

バイオ教育会社エドボテックのバイスプレジデント、ジェフ・チリキアン氏によると、同社が販売している学習キットは、犯罪科学捜査研究所などの研究施設で使用されているものとほぼ同じだという。違いは規模と価格だ。

例えば、あるキットは12のDNAサンプルの展開・分析が可能で、価格は約400ドル。96のサンプルの分析が可能な研究所向けに比べて数千ドル安い。

「このキットは、安全で使いやすくするため単純化されているが、本物の科学が体験できる」とチリキアン氏は語る。

無論、教室での教え方が変わるからといってすべてが変わるわけではない。

天文学者のベネット氏は次のように語る。

「子どもたちをやる気にさせる方法、興味を持たせる方法についてはこれまで数多くの研究がなされてきたが、彼らに家に帰って一生懸命勉強するように言うのを忘れていた」

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