「a―ha」ボーカルのモートン・ハルケットさん、パーキンソン病を公表
(CNN) 1985年のヒット曲「テイク・オン・ミー」で知られるノルウェー出身のポップバンド「a―ha」のボーカル、モートン・ハルケットさん(65)がパーキンソン病を患っていることを公表した。バンドの伝記作家とのインタビューの中で明らかにした。
「診断を受け入れることには何の問題もなかった」とハルケットさんは語る。「時が経つにつれ、体が徐々に衰えていくことに向き合う94歳の父の姿勢を心に刻むようになった。『効くものは何でも使う』という態度だ」
ハルケットさんは、自身の診断を公表した理由について次のように説明した。「仕事に平穏と静寂を求めることが、私を阻んでいる。全身の機能が衰えないよう最善を尽くしている」「薬の服用と副作用のバランスを取るのは難しい。複雑な動き、社交や招待、あるいは日常生活全般を体がうまくこなす様子をまねようとすると、考慮すべきことが非常に多くなる」
米メイヨー・クリニックによると、パーキンソン病は神経系の運動障害であり、時間の経過とともに悪化する。
a―haの伝記作家、ヤン・オムダール氏は、ハルケットさんがメイヨー・クリニックで「高度な脳手術」と投薬による治療を受け、「症状の影響が緩和した」と書いている。
しかし声には影響が出ているという。
「声の問題は、私の創造的な将来を不確かなものにする多くの理由の一つだ」(ハルケットさん)