テイラー・スウィフト、全楽曲の所有権を取り戻す 「何十年もの夢の結晶」

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テイラー・スウィフト、全楽曲の所有権を取り戻す

(CNN) 米歌手テイラー・スウィフトさんは30日、自身の全楽曲の所有権を取り戻したと明らかにした。スウィフトさんは約6年前、かつて所属していたレーベルによってマスター音源が売却されたことに抗議の声を上げていた。

スウィフトさんは公式ウェブサイトに掲載した書簡でこの知らせを発表し、「私が過去に作ったすべての音楽がいま、私のものになった」と感慨をつづった。

さらに、未発表曲だけでなく、すべてのミュージックビデオやコンサート映像、アルバムアート、写真を所有していることも明らかにした。マスター音源を取得したプライベート・エクイティー企業シャムロック・キャピタルから「条件なし、パートナーシップなし、完全な自律性をもって一括で」購入したという。

「最大の夢がかなったと言っても相当控えめな表現になる」とスウィフトさんは書き込み、エラス・ツアーの成功でシャムロックから楽曲を「買い戻す」ことができたと付け加えた。

スウィフトさんはファンに対し「私の人生を捧げてきたにもかかわらず、これまで所有できなかった作品と再会するのを後押ししてくれた皆さんには、どんなに感謝してもしきれない」と記した。

シャムロック・キャピタルに対しても、楽曲を買い戻す機会を提供してくれた「初めての人たち」との表現で謝意を示し、同社との取引は「誠実で公平、敬意に満ちたものだった」と振り返った。

「これはシャムロックにとってはビジネス上の取引だが、私にとっては思い出であり、汗であり、手書きの文字であり、何十年もの夢の結晶であることを理解してくれたと感じた」とつづっている。

スウィフトさんの初期アルバム6枚のマスター音源は2019年、プロデューサーのスクーター・ブラウン氏率いるイサカ・ホールディングスに売却され、物議を醸した。スウィフトさんは不意打ちだったと主張する一方、ブラウン氏側はスウィフトさんのチームが取引について事前に認識していたと強調。これを受け、スウィフトさんは初期アルバムを再録音して自分なりのやり方で所有権を取り戻すと誓っていた。

ブラウン氏は30日、CNNに寄せた声明で「彼女のためにうれしく思っている」と表明した。

CNNはシャムロック・キャピタルにもコメントを求めている。

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