G7共同声明 イスラエル自衛権を支持、イラン核兵器保有認めず トランプ氏も署名

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(CNN) 主要7カ国(G7)首脳らは16日に発表した共同声明で、中東危機の解決を求めた。事情に詳しい当局者によると、トランプ米大統領の支持を得るため、声明草案の文言が調整されたという。

「G7首脳」によるものとされる声明は「我々はイラン危機の解決が、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦を含む、中東における敵対行為のさらなる広範な緩和につながることを強く求める」と述べている。

これは通常、全首脳が署名したことを示すものであり、事情に詳しい当局者によると、声明はトランプ氏の賛同を得て発表された。

当局者は16日、トランプ氏が、欧州首脳らが会議でまとめた声明草案に署名しない意向を示唆していたと述べている。

しかし、外交的解決や国際法の順守を求める内容など、一部の文言の変更を受け、署名に至ったという。

この声明は、トランプ氏が会議を早めに切り上げてワシントンに戻る直前に発表された。トランプ氏はイスラエルとイランの紛争の状況を監視する必要があると述べている。

声明は、G7首脳が「中東の平和と安定への積極的関与を改めて表明する」としている。

「この文脈において、我々はイスラエルが自衛する権利を有することを支持し、イスラエルの安全保障への支持を改めて表明する。また、民間人の保護の重要性も支持する。イランは地域の不安定化とテロを引き起こす主要な要因である。我々は、イランが核兵器を保有することは決してあってはならないと一貫して明確にしてきた」(共同声明)

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