イスラエル、イラン放送局への攻撃を認める　生放送中に爆発音

（ＣＮＮ） イスラエル軍（ＩＤＦ）は１６日、イラン国営テレビ局の「ＩＲＩＮＮ」のスタジオを攻撃したと発表した。ＩＲＩＮＮは国営イラン放送（ＩＲＩＢ）の一部。

ＩＤＦによると、空軍が情報本部の提供した情報に基づき、イラン軍が軍事目的で使用していた通信センターを「精密攻撃」したという。

ＩＤＦは「この建物は民間活動を装ってイラン軍に利用され、センターのインフラや資産を軍事利用していた。今回の攻撃でイラン軍の軍事能力に直接打撃を与えた」と説明した。

テレビ局の生放送中に爆発が起きていた。

ＩＤＦは、攻撃に先立ち、住民に電話連絡などで効果的な事前警告を行い、民間人への被害を極力抑えるため精密に攻撃を実施したとしている。

ＩＤＦは同日早く、ＩＲＩＢの事務所がある地区に避難命令を出した。ＩＤＦは「Ｘ」へのペルシャ語の投稿で、数時間以内に同区の軍事インフラを攻撃すると警告していた。