ウクライナ軍、セベロドネツクから撤退へ 東部州軍政トップ

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ウクライナ東部ルハンスク州の道路を戦車で移動するウクライナの兵士/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

ウクライナ東部ルハンスク州の道路を戦車で移動するウクライナの兵士/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップ、セルヒ・ハイダイ氏は24日、同州の要衝セベロドネツクから軍を撤退せざるを得ないとの見通しを示した。ロシアが同市のインフラの大半を破壊したと批判している。

ハイダイ氏はテレビ演説で、「残念ながら我々は(セベロドネツクから)軍を撤退せざるを得ないだろう。数カ月に及ぶ戦闘で破壊された陣地にとどまる意味はない。防御施設のない場所での死者が日々増えている可能性があるからだ」と述べた。

「現地の守備隊はすでに、退却して新たな陣地に向かうよう命令を受けた。そこから戦闘を完全に遂行する」としている。

ハイダイ氏はまた、ロシア軍から数カ月にわたり絶え間ない砲撃を受け、セベロドネツクの状況は維持不可能になっているとも指摘した。

「市のインフラはすべて破壊された」「民家の9割あまりが攻撃を受け、約8割は激しく損壊している。修復はもはや不可能で、解体するしかない」(ハイダイ氏)

ロシアはいま隣接するリシチャンスクを攻撃目標にしており、同市の南に約30キロ離れたゾロテやトシキウカから攻撃を実施しているという。

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