イスラエルとUAE、「完全な国交正常化」で合意 トランプ氏が発表

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イスラエルとUAEが国交を正常化 トランプ氏が発表

(CNN) トランプ米大統領は13日、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が「完全な国交正常化」で合意したと発表した。イスラエルは合意の一環で、ヨルダン川西岸の併合計画を一時的に「凍結」する方針。

トランプ氏はホワイトハウス執務室で、イスラエルのネタニヤフ首相およびUAEのムハンマド皇太子と「非常に特別な電話」を行ったと説明。両者が和平合意に達したことを明らかにした。

トランプ氏はまた、ツイッターで米国を含めた3カ国の共同声明を発表し、今回の国交正常化を「歴史的な外交上の進展」と形容した。

声明によると、UAEとイスラエルは今後、相互に大使館を設立して外交官を派遣する予定。アラブ諸国でイスラエルと国交を樹立するのは、エジプトとヨルダンに続き3カ国目となる。

トランプ氏は今回の合意について「より平和で安全、繁栄した中東の構築に向けた重要な一歩となる」と指摘。フリードマン駐イスラエル米大使によると、この合意はキリスト教とイスラム教、ユダヤ教の信仰の父であるアブラハムにちなみ、「アブラハム合意」と名付けられたという。

イスラエルのネタニヤフ首相も、「歴史的な夕方」になったと述べ、「イスラエルとアラブ世界の間の新時代が始まる」と付け加えた。

UAEとの合意を併合の停止と位置付けても良いかとの質問には、ネタニヤフ氏は「トランプ大統領から一時的に待ってほしいとの要請があった。一時的な延期だ」として、併合を選択肢から排除してないことを明らかにした。

一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は和平合意を「エルサレムに対する裏切り」と酷評。アッバス氏の報道官は地元テレビで声明を読み上げ、「パレスチナ指導部はUAEの行動を拒絶する」と述べた。

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