イラン、ウラン濃縮レベル引き上げを明言 合意の上限突破へ

イランのロハニ大統領。保有するウランの濃縮度について、核合意で定められた上限を超えるレベルに高める方針を明らかにした

イランのロハニ大統領。保有するウランの濃縮度について、核合意で定められた上限を超えるレベルに高める方針を明らかにした

(CNN) イランのロハニ大統領は3日、保有するウランの濃縮度について、数日以内に核合意で定められた上限を超えるレベルに高める方針を示した。

イランは2日前、低濃縮ウランの貯蔵量が核合意の上限を突破したと発表したばかり。2015年の核合意では、濃縮ウランの貯蔵量を90%削減し、濃縮度の上限を3.67%とすることに同意していた。

ロハニ師は今回、濃縮度の上限突破は7日以降になるとの見通しを示し、核合意の下で停止していたアラク重水炉についても、開発を再開すると言明した。

半国営タスニム通信によると、ロハニ師は閣議で「イランが欲し必要とする水準まで濃縮レベルを高める」と発言。さらに欧米諸国が核合意の約束に立ち戻らなければ、「7月7日からアラク重水炉を以前の状態に戻す」としている。

これに対し、トランプ米大統領は3日遅く、ツイッターで「脅しには気をつけろ、イラン」「自国に跳ね返ってくる可能性がある」と警告した。

トランプ米大統領は2018年5月に核合意離脱を表明した。その後に課した対イラン制裁を受け、イランは外資企業の撤退やインフレ率の急騰、経済の縮小に見舞われている。

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