ベネズエラ、支援物資搬入を阻止 兵士に離反の動きも

(CNN) 南米ベネズエラへの支援物資搬入を巡り、隣国コロンビアとの国境地帯で衝突が激化している。

ベネズエラでは食糧や医薬品不足の深刻化が伝えられ、自らベネズエラ暫定大統領になると宣言した野党指導者グアイド国会議長の呼びかけで、支援物資がベネズエラへ向けて輸送されていた。

マドゥロ大統領は、ベネズエラに人道危機は存在しないと強調、米国が援助を利用してクーデターを起こさせようと画策していると主張している。

コロンビアの通関当局は24日、ベネズエラ治安部隊の兵士ら104人が離反してコロンビアに入国したと伝えた。マドゥロ大統領の軍に対する統制が揺らぎつつある兆しとも受け止められる。

支援物資を積んだトラックは23日、ほとんどの地点で阻止された。目撃者は、コロンビアから国境を越えてベネズエラに入ろうとしたトラック2台が炎上したと証言している。

グアイド氏を支持する国会議員はCNNの取材に対し、ベネズエラ治安部隊との衝突で23日に少なくとも5人が死亡したと語った。

デモ隊に向けて催涙ガス弾を投げる治安部隊/Fernando Llano/AP
デモ隊に向けて催涙ガス弾を投げる治安部隊/Fernando Llano/AP

ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官は、22~23日にかけて4人が死亡、300人が負傷したと述べ、「ベネズエラ政府は武器を持たないデモ参加者や一般市民に対する過剰な武力行使をやめなければならない」と訴えた。

25日には米国のペンス副大統領がコロンビアを訪れ、中南米諸国で構成する「リマ・グループ」の会議に出席する。ホワイトハウスによると、ペンス副大統領はグアイド氏に対する米国の揺るぎない支持を表明し、ベネズエラ国民が民主主義のために戦っていると強調する意向。

ホワイトハウスは23日、ペンス副大統領がコロンビアの首都ボゴタで25日にグアイド氏と会談すると発表した。

コロンビア外務相によると、23日にはコロンビアとの国境付近でベネズエラ国家警備隊がデモ参加者に催涙ガスやゴム弾を浴びせ、285人が負傷した。このうち37人は入院したという。

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