スーチー氏、ロヒンギャ難民問題で沈黙破る 政府対応を擁護

2017.09.06 Wed posted at 17:26 JST

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(CNN) ミャンマー西部ラカイン州で少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民が急増している問題に、同国のアウンサンスーチー国家顧問が公の場で言及した。

ロヒンギャと治安部隊の新たな衝突が先月始まってから、事実上の政権トップであるスーチー氏がこの問題について発言したのは初めて。人権活動家として知られたスーチー氏が沈黙を続けていることに対し、批判の声も上がっていた。

当局の発表によると、スーチー氏はトルコのエルドアン大統領との電話会談の中で、政府はロヒンギャの権利を守ろうとしていると強調。「人権を奪われるとはどういうことか、私たちはよく知っている」「だから全ての国民の権利が擁護され、政治、社会、人道面で守られるよう留意している」と述べた。

同氏はさらに、多くの「誤った情報」が「テロリストの利を図る」ために拡散されていると主張。ラカイン州にテロをまん延させないよう、政府は力を尽くしていると語った。

治安部隊は先月末、同州で警察施設などが相次いで襲撃された事件を受け、「テロリスト」の犯行だとして掃討作戦を開始した。

ロヒンギャの住民は衝突から逃れようと避難し、2週間で少なくとも12万3000人が隣国バングラデシュへ流れ込んだ。難民らは州内で多数の住民が殺害されたり、民家が破壊されたりしたと訴えている。

トルコ当局は電話会談の後、ラカイン州の避難民らに食糧など1000トンの物資を届けると表明した。

地中海で難民、移民の救助活動を続けてきたマルタの非政府組織(NGO)「MOAS」も4日、活動の場をミャンマーに移すと発表した。

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