強姦被害の女性に暴言、裁判官「刑法知らなかった」 カナダ

2016.09.13 Tue posted at 11:25 JST

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(CNN) カナダで起きた強姦事件の被害者の女性に対して男性裁判官が暴言を放ったとして、司法評議会が審理に乗り出した。12日の公聴会の後、委員会が処分について勧告する予定で、同裁判官が罷免(ひめん)される可能性もある。

問題とされたのは、カナダ連邦裁判所のロビン・キャンプ判事(64)が地方裁判所の判事だった2014年、強姦事件の公判で放った発言。

裁判記録によると、ホームパーティーの会場でレイプされたと訴えた19歳の被害者の女性に対し、キャンプ判事は「なぜ両膝を閉じておけなかったのですか」などと質問したとされる。さらに一般論として、「若い女性はセックスをしたがるもの。特に酔っている時は」と言い放った。

キャンプ判事は強姦罪で起訴された男に無罪を言い渡し、男に向かって「女性には優しくするよう、男性の友人に言い聞かせなさい。もっと辛抱強く、慎重にならなければいけない。自分自身を守るためには極めて慎重になる必要がある」と諭したという。

この判決は控訴審で覆され、やり直しの裁判が11月から開始される。

司法評議会では、キャンプ判事が性犯罪事件に関して固定観念や偏見に基づく判断を行っていたと指摘。本人は9日の公聴会で、カナダの刑法についての知識がなかったと弁明し、被害者の女性に謝罪した。

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