北朝鮮、ミサイル2発を発射 日米韓会談けん制か

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(CNN) 韓国国防当局によると、北朝鮮は26日未明、平壌北郊から同国東方沖に向けて中距離弾道ミサイル「ノドン」2発を発射した。

ミサイルは午前2時35分に1発、数分後にもう1発が発射され、日本海(韓国では東海と呼ばれる)に落下した。ノドンの発射は2009年以来。北朝鮮から事前の警告はなかったとみられる。

岸田文雄外相は同日の衆院外務委員会で、北京の大使館の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議したと述べた。一方で30日から予定されている北朝鮮との局長級協議については、北朝鮮側に強く働き掛けるための「貴重な機会になる」との見方を示し、「日程の変更は考えていない」と語った。

韓国国防省の報道官は、北朝鮮の行為を「明らかな国連決議違反だ」と非難し、北朝鮮は挑発行為をただちにやめるべきだと主張した。ただ、北朝鮮側に今後の打ち上げ計画を示す兆候はみられないという。

韓国国防省によれば、北朝鮮のミサイル発射は米韓が実施している合同軍事訓練や、オランダ・ハーグで開催された核保安サミットに対するけん制と考えられる。

安倍晋三首相とオバマ米大統領、朴槿恵(パククネ)韓国大統領は25日、ハーグで会談し、北朝鮮核問題などの解決に向けて連携を強化することで合意した。オバマ大統領は「われわれ3カ国がこのような団結と共通の決意を示すことは非常に重要だ」と強調した。

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