インド5歳児強姦事件、抗議デモ拡大

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昨年12月の集団強姦事件以来、インドでは女性を狙った犯罪の横行に抗議する活動が強まっている

昨年12月の集団強姦事件以来、インドでは女性を狙った犯罪の横行に抗議する活動が強まっている

(CNN) インドで5歳の女児が誘拐・強姦された事件に対し、首都ニューデリーでは連日、野党メンバーらが抗議デモを展開している。同市内の病院に収容された女児について、担当医は21日、容体は安定して意識もはっきりしていると述べた。

容疑者は女児の近くに住む男。東部ビハール州で逮捕され、ニューデリーへ移送された。同市警察の報道官によると、22日に出廷する予定で、保釈は認められない見通しだという。

警察の調べによると、容疑者は14日に女児を誘拐し、自宅に監禁して強姦を繰り返した疑い。女児は17日、意識がもうろうとした状態で発見された。

ニューデリーでは昨年末、走行中のバスの中で女子学生が集団レイプされ、死亡する事件が発生。政府の対応の遅れに抗議するデモが起きた。その反省に基づき、シン首相は今回の事件を「恥ずべきこと」と非難する声明をいち早く発表。21日にはさらに、今回の事件が「このような悪行を私たちが力を合わせて撲滅する必要性を改めて示した」と表明した。

首相府前では同日、デモ隊が座り込みを実施した。国内メディアには、病院前のデモに参加した女性が警官に平手打ちされる映像が流れ、シン首相がこの警官への厳罰を指示した。

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