中東や北アフリカで反米デモ拡大、死者も リビアでは逮捕者

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(CNN) イスラム教を冒とくしたとされる映画をきっかけにエジプトとリビアで始まった反米デモは、13日までに北アフリカと中東の各国・地域に広がり、イエメンでは死者も出ている。リビアの米領事館が襲撃され、駐リビア米大使ら4人が殺害された事件では、リビア首相が同日、容疑者1人を逮捕し、数人の行方を追っていることを明らかにした。

リビアのアブシャグル首相は東部ベンガジで11日に起きた米領事館襲撃について、「リビア国民にとって容認できない事態」との認識を示し、事件に関与した疑いで1人を逮捕、3~4人の行方を追っていることを明らかにした。いずれもリビア人で、「過激派組織に所属している疑いがある」としている。

一方、各国の反米デモは、イスラエル、パレスチナ自治区ガザ、イエメン、スーダン、チュニジア、モロッコ、イラク、イランおよびカシミール地方に飛び火した。米国は各国の外交施設で警備態勢を強化している。

エジプトの首都カイロの米大使館前では13日も衝突が続き、催涙弾を発射して解散させようとする警察に対し、デモ隊が石や火炎瓶で応酬。同国政府によると、デモ隊の少なくとも13人と、警察官6人が負傷した。

オバマ大統領は米テレビ局テレムンドのインタビューで、エジプトの指導部が同国における米国の利益を守れないとすれば、「重大な問題」になると警告した。

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