帆船とはしけが衝突、死者3人に 米マイアミ
(CNN) 米フロリダ州マイアミのビスケーン湾で帆船とはしけが衝突した事故から6日後の3日、3人目の子どもが死亡した。マイアミ・ヨットクラブは、セーリング界が「悲嘆に打ちひしがれている」と明らかにした。
この衝突は7月28日午前11時ごろ、モニュメント島とハイビスカス島の間で発生した。米沿岸警備隊の発表によると、7~13歳の少女5人と19歳の女性1人が海に投げ出された。
衝突後、帆船ははしけの下にもぐり込んだと、米沿岸警備隊が明らかにした。
沿岸警備隊によると、ヨットに乗っていた7歳と13歳の少女2人は搬送先の病院で死亡が確認され、別の2人も重体となった。
沿岸警備隊は3日、病院で重体となっていた10歳の子どもが死亡したと発表した。
マイアミ・ヨットクラブは、マイアミ・ユース・セーリング財団とともに「若い船乗りの死に深く心を痛めている」と述べた。
クラブによると、財団と協力して被害者家族を支援している。「これはセーリング界だけでなく、私たちの湾を大切にする人々とそこに喜びをもたらしていた若い命に衝撃を与えた悲劇だ」
米沿岸警備隊は3日の声明で、弔意を示した。沿岸警備隊幹部によれば、沿岸警備隊は徹底的な調査を実施しており、犠牲者の1人の母国であるアルゼンチンからの調査官も調査に参加する。チリ当局にも参加を要請したという。
沿岸警備隊は7月31日の声明で、タグボートとはしけの乗組員2人と帆船の操縦者が薬物とアルコールの検査でいずれも陰性だったと明らかにした。