捕まえて出発したらもう1羽、鳥の「密航」騒ぎで旅客機に遅れ 米

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機内を飛ぶ鳥を捕まえようとする乗客=24日/Tom Caw

機内を飛ぶ鳥を捕まえようとする乗客=24日/Tom Caw

(CNN) 米デルタ航空の旅客機で、鳥の「密航」が次々に見つかって乗客が捕まえようとする騒ぎになり、出発が遅れるトラブルがあった。

野バトとみられる2羽は24日、米ミネソタ州ミネアポリス発ウィスコンシン州マディソン行きのデルタ航空2348便に侵入した。同機には乗客119人と乗員5人が搭乗していた。

「搭乗すると、機内にハトがいるようだと乗員に知らせる乗客の声が聞こえた」と乗客のトム・カウさんはCNNに語った。

カウさんがシートベルトを締めたところで、数列前の座席の方から騒ぎ声が聞こえてきたという。

操縦士は機内放送で「機内に野生生物がいる状況」を伝え、機内に呼ばれた手荷物係がこの鳥を追い出した。

ようやく同機がゲートを離れて離陸態勢に入ったところで、もう1羽の鳥が見つかった。「通路を堂々と歩いていた」とカウさんは言う。誰かが捕まえようとすると、鳥は機内を飛び始めた。

カウさんが撮影した動画では、飛び回る鳥を捕まえようと乗客がジャンプしてジャケットを振り回し、女性が悲鳴を上げていた。鳥は後部へと避難した。

同機は管制塔にゲートへ引き返す許可を求めた。通信傍受サイトのLiveATC.netによると、管制官は「手助けが必要? それとも自分たちだけで大丈夫?」と応じ、「機内にハトがいて出て行ってくれない? 初めて聞いた。まったく、どうかしてる」とつぶやいた。

ゲートに引き返すと再び手荷物係が登場して、無事に鳥を追い出したという。

同機は予定より1時間ほど遅れてマディソンに到着した。

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