ミラノ・コルティナ冬季五輪のメダルがお披露目 来年開催
(CNN) 2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)のメダルが、大会開幕まで206日となった15日にベネチアで発表された。
主催者らの説明によると、伊国立造幣局(IPZS)が手掛けたメダルは、製造廃棄物から回収されたリサイクル金属を使用し、再生可能エネルギーで稼働する誘導炉で製作される予定だという。主催者らはメダルについて、五輪とパラリンピックの両方の価値を表すために半分ずつにデザインされていると明らかにした。

ベネチアでの式典でお披露目されるメダル/Alberto Lingria/Reuters
五輪で2度のメダルを獲得し、イタリアで最も成功した水泳選手であるフェデリカ・ペレグリーニさんと、夏季と冬季の五輪に13回出場した後パラリンピックで15個のメダルを獲得したフランチェスカ・ポルチェラートさんは、メダルと共に船に乗り、ベネチアの大運河沿いにあるパラッツォ・バルビで行われた式典に出席した。

表面に点字で文言が打たれたパラリンピックのメダル/Luigi Costantini/AP
「冬季五輪とパラリンピックを記念して制作したメダルは、イタリアにおけるデザインの熟達、卓越性を象徴している。一つ一つが唯一無二の作品であり、職人技と革新の結晶だ」と、IPZSのパオロ・ペッローネ会長は主催者発表の声明で述べた。
「ミラノ・コルティナ2026のメダルはアスリートを物語の中心に据え、スポーツの普遍性と選手の奮闘、そして勝利の感動を表現している」(同会長)

パラリンピックの金メダルの裏面/Alberto Lingria/Reuters
ミラノ・コルティナ冬季五輪は来年2月6日から22日まで開催され、続いて3月6日から15日までパラリンピック冬季大会が開催される。

ミラノ・コルティナ冬季五輪は来年2月に開幕予定/Emmanuele Ciancaglini/Getty Images
イタリアは過去2回、1956年のコルティナ、2006年のトリノと冬季五輪を開催しているが、ミラノで開催されるのは今回が初めてとなる。