米国務長官、トルコ到着 ロシア・ウクライナ和平交渉出席のため
(CNN) ルビオ米国務長官が14日、ロシアとウクライナの和平交渉が翌日開かれることになっているトルコに到着した。
ルビオ氏はこれより前に、トランプ米大統領のサウジアラビアとカタールの訪問に同行していた。
ルビオ氏のトルコ訪問の当初の目的は北大西洋条約機構(NATO)の外相会合への出席だったが、現在ではロシアとウクライナの和平交渉に出席する可能性があり、シリアの外相との協議も予定されている。
ロシアとウクライナの停戦を目的とする交渉には両国の大統領が出席するとされていた。ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアからプーチン大統領が出席するのであれば交渉の席につくと述べている。プーチン氏は出席に同意しておらず、ロシア側の出席者は不明だ。
トランプ氏は13日にルビオ氏が和平交渉に出席することを明らかにし、翌14日には「私が加わらなければ、(プーチン氏が)協議に出席するかわからない」と語り、自身もトルコに足を運ぶ可能性に言及した。
トランプ氏はまた、ルビオ氏がシリアの外相と会談する予定であることも明らかにし、14日にはシリア暫定政権のシャラア大統領と会談を行い、アサド前政権時代のシリアに科した制裁を解除する意向を表明していた。