トランプ氏、シリアとの「関係正常化を模索」 暫定大統領との会談受け明言

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サウジアラビアのリヤドで、トランプ氏がシリア暫定政権のシャラア大統領と会談した/Saudi State TV

サウジアラビアのリヤドで、トランプ氏がシリア暫定政権のシャラア大統領と会談した/Saudi State TV

(CNN) トランプ米大統領は14日、米国がシリアとの「関係正常化を模索している」ことを明らかにした。シリア暫定政権のシャラア大統領との重要な会談を非公式に行った後で述べた。

「我々は現在、シリアの新政権との関係正常化を模索している」。サウジアラビアのリヤドを訪問中のトランプ氏は、湾岸協力会議(GCC)に向けた発言の中でそう語った。前日にはアサド前政権時代のシリアに科した制裁を解除する意向を表明していた。

ホワイトハウスが公開した要約文によると、会談中にトランプ氏はシャラア氏に対して一連の指針を提示した。その中にはアブラハム合意に加入してイスラエルとの国交を正常化することや、「全ての外国人テロリストにシリアからの退去を命じる」ことなどが含まれていた。また「パレスチナ人テロリスト」の強制送還や、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の復活を阻止する米国への支援も呼び掛け、シリアの責任で国内北部にISIS向けの拘束施設を設置することにも言及したという。

シャラア氏とトランプ氏の会談にはサウジのムハンマド皇太子とトルコのエルドアン大統領もそれぞれ対面と電話で参加した。トランプ氏は13日、両氏との協議を踏まえて制裁解除の方針を決定したと明かしていた。

制裁解除についてトランプ氏は、簡単ではないとしつつシリアに強大なチャンスをもたらすと指摘。それを実現することは自分の誇りだと強調した。

要約文によれば首脳らはこの他、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争や、ロシアによるウクライナでの戦争についても議論した。

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