バイデン氏、副大統領候補に「4人の黒人女性」がいると明言
ワシントン(CNN) 米大統領選の民主党候補指名を確実にしているバイデン前副大統領は20日、副大統領候補選びの有力候補に黒人女性4人が含まれていると明言した。
ニュース専門局MSNBCの番組で語った。具体的な名前は明かさなかったが、一人ひとりの身辺調査について各2時間に及ぶ報告を受けているところだと説明。これまでに4人ほどの調査を済ませ、全員分が完了した後で絞り込みに入ると述べた。最終候補に残った人物らと個別に面接したうえで決断を下すという。
バイデン氏は副大統領候補に女性を指名すると公言してきた。全米で人種差別への抗議デモが続くなか、黒人女性を選ぶよう求める声も高まっている。CNNはこれまでに有力な黒人女性候補としてハリス上院議員、デミングス下院議員、ボトムズ・アトランタ市長、ライス元大統領補佐官(国家安全保障担当)、バス下院議員の名前を伝えてきた。
バイデン氏は来月17~20日に予定される民主党全国大会に向け、来月初旬には副大統領候補を発表する方針だ。
番組では自身がオバマ前大統領の副大統領候補に指名された際の審査プロセスを振り返り、「6週間ほどかけてあらゆることを調べる。公開の健康診断を受けるようなものだ」と語った。