裸の楽園でリラックス 世界のヌーディスト・ビーチ25選
(CNN) 身にまとった衣服を脱ぎ捨て、自然のままの姿でリラックス――。世界には近年、そんな開放感を体験できる場が、さまざまな形で提供されている。なかでも代表的なのが、各地に設けられたヌーディスト・ビーチだ。
今年初め、豪華客船「ノルウェージャン・パール」が「衣服を着ても着なくても自由」と掲げる初のクルーズを終えた。「ビッグ・ヌード・ボート」と名付けられた11日間の船旅に、2300人のヌーディストが参加した。
欧州では、フランスに全裸でゴルフを楽しめるリゾート施設「ラ・ジェニー・ナチュリスト・ビレッジ」がある。
こうして次々とユニークなアイデアが登場するなかでも、主流はやはりヌーディスト・ビーチだ。
現在、世界には完全に合法的な(あるいは少なくとも事実上は合法的な)ヌーディスト・ビーチが何百カ所もある。そのうち、おすすめの25カ所を紹介する。
1.プラヤ・ナチュリスタ・チワワ(ウルグアイ南部チワワ)
ウルグアイ南部の大西洋岸にあるリゾート地、プンタ・デル・エステから車で20分。ここは同国で最もよく知られたヌーディスト・ビーチだ。
砂丘の美しい景観と、冬の水温が25度以上という温かい海も魅力の一部になっている。
数十年にわたり非公式のヌーディスト・ビーチだったが、2000年に合法化された。
2.ニダ・ヌード・ビーチ(リトアニア西部ニダ)
冷涼なバルト海沿岸に「裸で泳ぐ」というイメージはないかもしれないが、ここは欧州のヌーディスト・ビーチの中でも特に絵になる場所だ。
野生の花に覆われた砂丘や海岸沿いの林に魅せられ、19世紀には多くの有名な画家や詩人、作家らが集まった。
砂州に沿って南へしばらく歩くと、ロシア国境のフェンスにたどり着く。
3.オリエンタル・ビーチ・ビレッジ(タイ南部パンガー県)
アジアの多くの地域がそうであるように、タイでも人前で裸になる行為には厳しい目が向けられる。唯一の例外が、コーコーカオ島の西岸にある国内唯一の合法的なヌーディスト・ビーチだ。
自転車やカヤックで島の探検に出かけるのもいいが、その時は服を着なければならない。宿泊客以外で施設やビーチを利用する場合は、1日1000バーツ(約4400円)の料金がかかる。
4.オーゲスタ・ビーチ(スウェーデン南部フッディンゲ)
スウェーデンにヌードが容認されるビーチはたくさんあるかもしれないが、公認のヌーディスト・ビーチはここだけ。首都ストックホルムの南約15キロに位置する。
毎年5~9月に開放されるこのビーチには、ピクニックテーブルやBBQエリア、トイレ、子どもの遊び場などがあり、手入れがよく行き届いている。
5.リトル・パーム・ビーチ(ニュージーランド北部ワイヘキ島)

リトル・パーム・ビーチはニュージーランド北部ワイヘキ島に位置する/Getty Images/iStockphoto
個人の自由を重んじるニュージーランドではどのビーチで裸になるのも合法だが、ヌーディストたちはワイヘキ島のリトル・パーム・ビーチのようなよく知られた場所に集まる傾向がある。
北島の商都オークランドから島まで、フェリーで40~60分。さらにタクシーかライドシェアで北岸へ移動し、徒歩で坂道を下った先にビーチがある。
6.ヌガル・ビーチ(クロアチア南部マカルスカ)
アドリア海に面し、断崖絶壁と松林に囲まれたビーチ。人間よりヤギが歩きそうな細道を進んだ先にある。
最寄りの町から歩いて30分ほど。マカルスカかトゥチェピからボートやカヤックで行くこともできる。
7.モシャップ・ビーチ(米マサチューセッツ州)

モシャップ・ビーチはマーサズ・ビニヤード島の西側にある/Loop Images/Universal Images Group Editorial/Getty Images
マーサズ・ビニヤード島の西端、歴史的なゲイヘッド灯台のふもとに位置するビーチ。背後にそびえる砂岩の断崖は、1966年にナショナル・モニュメントの指定を受けた。
モシャップが無料で一般開放されているのに対し、同島にあるもうひとつのヌーディスト・ビーチ「ルーシー・ビンセント」を訪れるには町の許可が必要。