裸の楽園でリラックス 世界のヌーディスト・ビーチ25選
8.レディ・ベイ・ビーチ(オーストラリア東部シドニー)
シドニー港の入り口の岬、サウス・ヘッドの内側にある小さな砂浜。国内の公認ヌーディスト・ビーチは、ここを含めて数カ所ある。
大都市にあるとは思えない静かな環境だ。サウス・ヘッドの岩場にも、裸で日光浴を楽しむ人々の姿がある。
9.スタッドランド・ベイ(英イングランド南部ドーセット)
全長900メートルの白い砂浜は英環境保全団体ナショナル・トラストが管理し、ヌーディスト専用とはっきり表示されている。
車やフェリーで簡単にアクセスできる。ビーチに施設はないが、近くの海岸にナショナル・トラストのカフェやパブ、上品なブティックホテルもある。
10.レック・ビーチ(カナダ西部バンクーバー)
世界最長規模のヌーディスト・ビーチといわれ、グレー岬の周り7.8キロにわたって砂や小石、岩の浜が続く。
道路の向かい側にはブリティッシュコロンビア大学があり、最初に注目を集めた1970年代の初め以来、ここでヌードになる学生や教員の流れは絶えない。
海岸沿いの常緑樹と遠くに見える万年雪の山々が、カナダらしい雰囲気を添えている。
11.ビューネ16(ドイツ北西部ジルト島)
北海に浮かぶジルト島では夏も平均海水温が17度と低く、裸になるには少し勇気がいりそうだ。
ジルト島のどのビーチでもヌードは自由だが、ここはドイツ最初のヌーディスト・ビーチで、今も国内トップの呼び声が高い。
12.ブラックス・ビーチ(米カリフォルニア州サンディエゴ)
サンディエゴ・ラホヤ地区、トーリーパインズの断崖の下に位置し、50年以上前からヌーディストたちの間で州内随一の人気を誇る。かつて全米で合法的なヌーディスト・ビーチはここだけだった。
浜は長さと幅があり、波の良さも抜群だ。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)付近などからハイキングコースが整備されている。
13.レッド・ビーチ(ギリシャ南部クレタ島)
クレタ島南岸のレッド・ビーチ(コッキニ・アモス)は、茶色の砂と断崖からその名が付いた。マタラの村からハイキングで20分。あるいは、村の海辺からボートに乗ればすぐに着く。
ここは1960年代、ヒッピーたちの拠点になっていた。レンタルのビーチチェアやパラソルを利用でき、モヒートで有名なバーもある。
14.カラントスウオーフ・ビーチ(オランダ北部カラントスウオーフ)
1973年にヌードが合法化された、オランダ最古のヌーディスト・ビーチ。
首都アムステルダムから北へ60キロの海岸に位置する美しい砂浜で、国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得している。アザラシのウォッチングにも最適だ。
15.アンス・ド・グラン・サリーヌ(カリブ海・仏領サンバルテルミー島)
カリブ海には素晴らしいビーチがたくさんあるかもしれないが、ここはサンバルテルミー島でヌードが容認される数少ない場所のひとつ。ただし同島では厳密には、裸での日光浴が禁止されている。
ビーチには設備もこれと言った日陰もなく、日焼け止めなどの必需品はすべて自分で持参しなければならない。
16.プラヤ・デ・カバリェット(スペイン東部イビサ島)
イビサ島の最南端、青い地中海と色鮮やかな塩田の間に位置する公認のヌーディスト・ビーチ。
日焼けしたヌーディストだけでなく、塩水の浅瀬を好むピンクのフラミンゴも集まってくる。
17.キャプ・ダグド・ナチュリスト・ビレッジ(フランス南部アグド)

フランス南部アグドのキャプ・ダグド・ビーチ/Shutterstock
「裸の街」と呼ばれることもある、世界最大のヌーディスト向けビーチリゾート。繁忙期の訪問客は1日4万人に上る。
レストランや店舗、郵便局、銀行、ボートの上など、どこでも自由に裸で過ごせる。公共ビーチでは、リゾートの滞在客以外もヌードが必須だ。
18.イス・ベナス・ビーチ(イタリア西部サルディーニャ島)
サルディーニャ島西岸の地中海に面したビーチ。手つかずの静かな環境が特徴だ。
7キロの砂浜が続くイス・アレナスの南端で、22年に公認のヌーディスト・ビーチとして設定された。
19.ムペンジャティ・ビーチ(南アフリカ東部クワズール・ナタール州)
インド洋沿岸の小さな砂浜は、かつて国内唯一の公認ヌーディスト・ビーチだった。地元教会の反発を受けて公認は取り消されたが、今もヌードになる人が絶えない。
港町ダーバンから車で2時間、ムベンジャティ自然保護区の中にある。
ただし南アの海岸は概してサメが多く、海水浴は勧められない。
20.プラヤ・デ・マスパロマス(大西洋・スペイン領カナリア諸島)
グラン・カナリア島の南端にある、ブーメランのような形のビーチ。
公認のヌーディスト区域は古い灯台と岬の間にあり、海岸沿いに売店が並ぶ。背後に迫る砂丘もヌードOKだ。
21.プラヤ・シポリテ(メキシコ南部オアハカ)

メキシコのプラヤ・シポリテはヌードでの日光浴に寛容だ/Shutterstock
01年のメキシコ映画「天国の口、終りの楽園。」に出てくる多くのシーンが、ここで撮影された。
1960年代にメキシコと米国のヒッピーが集まり、今は全長約2キロの区間がヌーディスト・ビーチとして知られるが、合法ではない。
22.メツォケ・ドラゴット(イスラエル東部死海沿岸)
死海西側の沿岸で浮力の強い濃厚な塩水に裸の体を浮かべ、ミネラルたっぷりの黒い泥を全身に塗りつける。
ここはたぶん中東で唯一、人前で裸になることが許される場所だ。エルサレムから車で約1時間、未舗装の道路を走ると沿岸部にたどり着く。
23.プライア・マッサランドゥピオ(ブラジル東部バイーア州)

ブラジル東部バイーア州にあるヌーディストビーチ「プライア・マッサランドゥピオ」/Fred Schinke/Flickr
首都リオデジャネイロのビーチ、コパカバーナはビキニ姿の女性たちで賑わうが、ここの露出度とは比較にならない。
港町サルバドールから車で約2時間北上し、海辺の駐車場からさらに徒歩で約1キロ。ココヤシの木々と緩やかに続く砂丘、サーフィンにぴったりの波が迎えてくれる。
24.ベカキ・ビーチ(ラトビア西部リガ)
松の木々に縁取られた、夕日の美しいビーチ。首都リガに近く、鉄道のベカキ駅から徒歩圏内だ。
ヌーディスト・エリアはメインのビーチのすぐ北に設けられ、水辺のカフェや公衆トイレ、ビーチバレーのコートが整備されている。
25.ホールオーバー・ビーチ・パーク(米フロリダ州マイアミ)
全米で一番人気のある公共のヌーディスト・ビーチ。白い砂と温かい海に招かれて、年間130万人以上のヌーディストが集まる。
エリアの両側に柵が設けられ、ビーチチェアのレンタルができる。ライフガードも配置されている。
毎年7月のナショナル・ヌード・レクリエーション・ウィークと、ビーチが何か新たなギネス記録に挑戦する時は、特に多くの人々が集まる。