米グーグルの在宅勤務期間終了へ、4月から週3日以上の出勤促す

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米グーグルが「在宅勤務期間」を来月4日に終了すると発表した/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

米グーグルが「在宅勤務期間」を来月4日に終了すると発表した/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

(CNN Business) 米グーグルは2日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年から続けてきた「自主的なWFH(在宅勤務)期間」を、4月4日で終了すると発表した。この日以降は週3日以上、オフィスへの出勤を促す。

対象となるのは、カリフォルニア州のベイエリアなど、米国内の複数のオフィスに勤務する従業員。どの曜日に出勤するかは、担当する製品や職務内容によって決定する。

従業員は在宅勤務期間の延長や、恒久的な在宅勤務への切り替え、主要拠点とするオフィスの変更を申請できる。グーグルによると、世界で約1万4000人の従業員から昨年6月以降に提出された申請のうち、約85%が認められた。

グーグルなどのIT大手はパンデミックが始まった2年前、いち早く完全在宅勤務に切り替えた。その後もデルタやオミクロンといった変異株の感染拡大を受け、オフィス再開の予定を何度も先延ばしにしてきた。

しかし今回グーグルは、少なくともカリフォルニア州の本社周辺に関しては、従業員のオフィス復帰について慎重ながらも楽観的な姿勢を示しているようだ。先週からはサンフランシスコベイエリアのほとんどのオフィスでマスク着用義務を撤廃、社内マッサージやシャトルバスの運行、カフェ、ジムといったパンデミック前の社員サービスも復活させた。

マイクロソフトは先に、ワシントン州とカリフォルニア州ベイエリアのオフィスを2月28日までに再開すると発表。アマゾンはワクチン接種を済ませた倉庫勤務の従業員のマスク義務を撤廃した。

グーグルは、4月4日以降にオフィスに戻る従業員は、医療上の理由などで例外が認められている場合を除き、ワクチンを接種する必要があると説明。ワクチン未接種の従業員は引き続きマスクを着用し、定期的に検査を受けなければならないとしている。

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