病院を狙う身代金ウイルス、各地で被害続出 米

米国の病院を狙ったランサムウェア(身代金ウイルス)の被害が相次いでいる/Shutterstock

米国の病院を狙ったランサムウェア(身代金ウイルス)の被害が相次いでいる/Shutterstock

(CNN) 米国各地の病院で、ランサムウェア(身代金ウイルス)による攻撃を受けて患者の診療に影響が出るなどの被害が相次いでいる。

トランプ政権当局者がCNNに語ったところによると、過去2日間で複数の病院が標的にされた。まだ断定はできないものの、一連の攻撃は互いに関係している可能性もあり、連邦政府が捜査に当たっている。

CNNの取材に対し、ペンシルベニア州を拠点とする病院運営会社のユニバーサル・ヘルス・サービスと、ニューヨーク州およびオレゴン州の病院が、過去数日のうちに被害に遭ったことを確認した。

米サイバーセキュリティー企業マンディアントの専門家によれば、27日に少なくとも3件、28日には1件の攻撃が確認され、患者が別の病院への転院を余儀なくされたという。

別のセキュリティー企業レコーデッド・フューチャーの専門家は、過去24時間で少なくとも6件の攻撃を確認したと述べ、被害件数は恐らくもっと多いと推測。「ランサムウェアに関しては、これまでに見た中で最大の攻撃」と位置付た。

ランサムウェアは被害者のファイルを暗号化して人質に取り、身代金を要求する。今年に入って攻撃が急増し、新型コロナウイルスの感染拡大で脆弱(ぜいじゃく)な状態にある病院が特に大きな打撃を受けた。

ニューヨークの病院を襲ったウイルスは、「リューク」と呼ばれるランサムウェアの亜種だったことが判明した。

ユニバーサル社は、攻撃が発覚した時点で感染の拡大を防ぐために全システムの接続を解除してネットワークをダウンさせたと説明。患者の診療は、オフラインの書類を使うなど確立されたバックアップ手順に従って安全かつ効率的に提供したとしている。

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