NYダウ943ポイント安、欧米のコロナ感染拡大に警戒感

マンハッタンのウォール街を歩く人=9月2日、米ニューヨーク市/Spencer Platt/Getty Images

マンハッタンのウォール街を歩く人=9月2日、米ニューヨーク市/Spencer Platt/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均は28日、約943ポイント(3.4%)安となり、今週の下げ幅は1600ポイントを超えた。米国や欧州での新型コロナウイルス感染拡大を受け、投資家の間では警戒感が広がっている。

最大の懸念は、新型コロナの流行がどれだけ深刻化するか、政府による感染対策の規制がぜい弱な経済回復の妨げにならないかどうかだ。加えて米大統領選後に混乱が生じるリスクや、米議会が景気刺激策について合意に至っていない現状も、こうした懸念に追い打ちをかけた。

LPLファイナンシャルのライアン・デトリック氏は「新型コロナウイルスが再び猛威を振るっており、質問は後回しにしてまず売るという心理につながっている」と分析する。

こうした事態はどれも予想できたことだ。主要な医療専門家はかねて、秋冬に気温が下がれば屋内で過ごす人が増え、それに伴い感染者も急増すると警鐘を鳴らしてきた。だが、S&P500はつい2週間前まで史上最高値付近で推移していた。

「市場は事態を見過ごしていたと思う。投資家はこれを避けられるとほぼ考えていた。今になって市場は不意打ちを受けている」(デトリック氏)

市場の楽観論の背景にあったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和や連邦議会の救済策への期待感、ワクチン開発の進展だった。

だが、JPモルガン・ファンズのチーフ・グローバル・ストラテジスト、デービッド・ケリー氏は顧客への報告書で、「新型コロナの流行やそれに伴う経済的な打撃に早々に終止符が打たれると想定したところで、得られるものは何もない」と述べ、警戒を促している。

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