フランスとドイツ、部分的なロックダウンを発表 感染拡大止まらず

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メルケル独首相(左)とマクロン仏大統領(右)=7月17日、ベルギー・ブリュッセル/Stephanie Lecocq/Pool/AFP/Getty Images

メルケル独首相(左)とマクロン仏大統領(右)=7月17日、ベルギー・ブリュッセル/Stephanie Lecocq/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) フランスのマクロン大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、30日から4週間のロックダウン(都市封鎖)を開始すると発表した。

これに先立ちドイツのメルケル首相も同日、全土で11月2日から4週間のロックダウンに入ると発表した。

マクロン大統領は28日夜のテレビ演説で、現在の対策ではもはや十分ではなくなったと指摘。ウイルスに「ブレーキ」をかけない限り、11月中旬までに集中治療室(ICU)が新型コロナウイルスの患者でいっぱいになる可能性があるとの見通しを示した。

ロックダウンの間の移動には証明書が必要になる。不要不急の商店やレストラン、バーなどは閉鎖する。

通勤や通学は継続が認められ、介護施設の訪問も認める。しかし外出が許されるのは、「仕事、医療機関の受診、家族などの介護、生活必需品の買い物、およびある程度の息抜き」(マクロン大統領)に限られる。

「ウイルスは、最も悲観的な人でさえ予想していなかったスピードで出回っている」とマクロン大統領は述べ、パリなどに出された夜間外出禁止令では感染の拡大を食い止められなかったと言い添えた。

フランスのロックダウンは、「最低でも」12月1日まで続ける予定。

一方、ドイツでもレストランやバー、クラブなどが閉鎖される。メルケル首相はこの措置について、「国家的な公衆衛生上の緊急事態を避けるため」とした。

住民に対しては外出を控えて自宅にとどまり、人との接触は最低限にとどめるよう勧告。公共の場での他人との接触は2世帯までを上限とする。学校や幼稚園は閉鎖しないものの、厳格な衛生対策を義務付ける。

規制内容については2週間たった時点で再検討する。

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