英王室がSNSに支援要請、キャサリン妃とメーガン妃への中傷増加
ロンドン(CNN) 英王室のケンジントン宮殿がツイッターやインスタグラムに対し、キャサリン妃とメーガン妃への中傷に関する対策で支援を求めたことが31日までにわかった。情報筋が明かした。
インターネット上では、キャサリン妃とメーガン妃それぞれのファンが他方を中傷するケースが多い。コメントの中には性差別や人種差別に当たるものもあり、量が膨大なため対策が難しいという。
ケンジントン宮殿はソーシャルメディアアカウントを設置して以降、手作業と自動ツールの両方で監視に当たってきた。中傷や人種差別、性差別、暴力的な内容を含むとみなした場合には削除や報告を行っているという。
批判的なだけのコメントは検閲対象にならないが、中傷的な内容の場合にはユーザーに対しても報告を推奨している。
情報筋はCNNに対し、特に不快または脅迫的なコメントに関しては、宮殿が以前にもツイッターに問い合わせていたと説明。インスタグラムからは監視ツールの提供があり、中傷的なコメントをブロックするのに役立っていると明かした。
英王室を巡っては、セレブ雑誌「Hello!」が28日、ネット上での行動の見直しと中傷的な投稿の自粛を呼びかけるキャンペーンを開始していた。
同誌の編集者エミリー・ナッシュ氏によると、メディアではキャサリン妃とメーガン妃を対立の構図で描く風潮が広がっており、一般の人もこうした構図に乗ってしまっているという。