仏教と科学の融合?、人気のロボット僧に会いに行く 北京

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寺のマスコットとして人気の賢二

寺のマスコットとして人気の賢二

中には賢二を一目見るためにわざわざ上海からやってくる人もいる。

北京の中央美術学院出身の賢帆法師は、2013年に賢二を漫画のキャラクターとして描いた。竜泉寺は同年にアニメスタジオを設立。現在スタジオは、アニメ制作の経験がある僧侶やボランティアらが管理・運営している。

竜泉寺が制作した漫画は、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」でこれまでに数億人が閲覧している。また竜泉寺の僧侶らは、賢二を主人公にした仏教の漫画本も制作した。

竜泉寺は当初「ハイテク寺」になるつもりはなかったが、科学技術や航空宇宙、工学、数学、医療科学、金融分野の経歴のある高学歴の僧侶が多かったためにそういう流れになったという。

仏教に関する数万冊の書物を所蔵する竜泉寺の図書館には、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が執筆した書物や、習主席に関するイデオロギー関連の書物がすべてそろっているという。

しかし、賢二は共産主義のイデオロギーについてはあまり気にしていないようだ。賢二に習主席が推進する「中国の夢」について尋ねると、賢二はアイスクリームの店を開きたいと語った。

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