仏教と科学の融合?、人気のロボット僧に会いに行く 北京

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粘土で作られたお寺や僧侶たち。僧侶の人形は土産物として売られている

粘土で作られたお寺や僧侶たち。僧侶の人形は土産物として売られている

そこで質問を変え、「では賢二君、君の両親は誰?」と尋ねると、「設計者がそんなに重要?」と素っ気ない答えが返ってきた。

竜泉寺は最先端技術を使った仏教の普及を目指し、2015年に賢二を導入した。この突拍子もないプロジェクトに複数の企業が賛同し、竜泉寺に知識や技術を提供した。

竜泉寺アニメセンターのセンター長を務める賢帆法師は、「賢二は宣伝や商業目的で開発したわけではない」と語る。「われわれはただ、仏教と科学のより良い融合の仕方を模索し、仏教と科学は相反しないというメッセージを伝えたかった」

そして、この作戦は特に中国のデジタルネイティブと呼ばれる若い世代に効果を発揮している。

「すごくかわいい。賢二は寺のマスコットみたいで、彼のおかげで仏教がより身近に感じるようになった」と語るのは、大学生のリューさんだ。リューさんは賢二に会うために竜泉寺を訪れた。

リューさん自身は仏教徒ではないが、うれしそうに賢二といっしょに写真を撮り、賢二の「かわいさ」を絶賛していた。

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