NY銃撃、ビル入居のNFL標的か 容疑者の遺書に不満

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マンハッタンの銃撃現場付近に出動するニューヨーク市警の警官=28日/Eduardo Munoz/Reuters

マンハッタンの銃撃現場付近に出動するニューヨーク市警の警官=28日/Eduardo Munoz/Reuters

(CNN) 米ニューヨーク市マンハッタンのオフィスビルで4人が銃撃されて死亡した事件で、警察は29日、現場で自殺したシェイン・デボン・タムラ容疑者(27)が過去にフットボールで脳を損傷したと主張し、NFL(米プロフットボールリーグ)に対する不満を記した遺書を残していたと明らかにした。

事件が発生したビルにはNFLが本部を置いている。ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、容疑者はNFLのオフィスに向かおうとしたもののエレベーターを乗り間違え、目的ではない場所で発砲したとの見方を示した。

死亡したのはニューヨーク市警の警官、現場のビルにオフィスを構える資産運用会社ブラックストーンの幹部、警備員、ビル運営会社の従業員の4人。死亡した警官は事件発生時は非番だったが、ビルの警備をしていた。

同市で発生した銃撃事件としては過去25年で最も犠牲者が多い。

容疑者は米軍などが使用するM4アサルトライフル(突撃銃)を発砲した。警察は容疑者の車から弾薬や、弾薬が装填(そうてん)された武器を発見したという。

アダムス氏はCNNに、容疑者が頭部への度重なる衝撃によって引き起こされる進行性の変性脳疾患「慢性外傷性脳症(CTE)」を患っていたか、監察医が検視することを明らかにした。

容疑者はラスベガス在住で、コロラド州などを経由して車でニューヨークに来ていた。ニューヨーク市警は動機を解明するため、ラスベガスに捜査員を派遣する。

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